新しい二人の弟子

西岩部屋ではこの春場所に二人の弟子が初土俵を踏みました。
長野県出身の若鳥海。
本日、前相撲を取り終え私の化粧まわしを締め出世披露を行いました。
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体は小さくても運動神経は抜群です。番付を上げ人気力士になってもらいたいと思います。
そして、私にとって思い出の化粧まわしが久々に土俵の上で輝いてる姿を見ることができ感動しました。
私が38歳で引退が近づいてるとき、お世話になっている先生から新しい化粧まわしを贈呈したいと言われました。私は「今新しい化粧まわしをいただいても何場所締めれるかわからないのでお断りします」と伝えると、「一日でもいいから締めてもらいたい」と言って新しい化粧まわしを贈呈していただきました。その先生への感謝の気持ちを込めて今日は若鳥海に締めてもらいました。
その先生は、西岩部屋創設を誰よりも楽しみにしていましたが、部屋創設を見届けることなく旅立ってしまいました。今日、若鳥海が先生からいただいた化粧まわしを締めて土俵に立ったことを天国から喜んでいることと思います。


そしてもう一人の弟子は、青森市出身で力士ではなく行司の木村公輝です。今日まで前相撲を裁いてきましたが、いよいよ明日から本割の相撲、序ノ口の取組を裁くことになりました。こちらも初土俵です。
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春場所初土俵を踏んだ二人を末永く見守っていただきたいと思います。





それでは
みなさん、またお会いしましょう

西岩部屋
西岩忍